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1月下旬,2024年度専門医養成プログラムの募集が締め切られました。お陰様で今年も耳鼻咽喉科専門医養成プログラムへの応募がなんとか200名を超え,専門医制度担当理事としてホッと胸を撫で下ろしています。さて,今年から耳鼻咽喉科の専門医認定試験が大きく変わります。従来,専門医試験はマークシート(MCQ)と記述式筆記試験,小論文,面接の4本立てでした。しかし,コロナ禍に検討を重ね,今回から面接は廃止となり,記述式筆記試験に代わり連問式MCQが行われます。一方,日耳鼻総会と秋季大会に各1回ずつ出席することが申請要件となります。昨年の秋季大会はまだオンデマンド配信中なので,参加していない方はぜひ視聴してください。総会に出席していない方は,今回限りの救済措置として,本年5月に開催される第125回日耳鼻総会に事前参加登録していれば受験をお認めします。
研修期間については,従来,専門医試験の受験申請時点で「3年6か月以上」研修していることが申請要件となっていましたが,今回,専門医試験の前月(7月末)までの4か月間,研修を続けることで,研修期間が3年6か月以上となる見込みがある場合は受験申請できることになりました。産休や育休などで研修休止期間が10か月以下の方(申請時点で3年2か月以上研修している方)が対象となります。今回の試験から適用されますので,今年の受験を諦めかけていた先生も,もう一度,確認してみてください。また,これまで「継続して3年以上」日耳鼻会員であることが受験要件となっていましたが,今回から「通算で3年以上」に変更されました。会費未払いで退会処分を受けた先生でも,受験できるかもしれません。詳しくは日耳鼻事務局にご確認ください。
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