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特集 伝音難聴を克服する 一歩進んだ診断と手術・人工聴覚器の適応の見極め
《手術適応の見極め》
一側性伝音難聴への手術適応と課題
Indications for and challenges of surgery for unilateral conductive hearing loss
山田 浩之
1
Hiroyuki Yamada
1
1けいゆう病院耳鼻咽喉科
キーワード:
一側性伝音難聴
,
鼓膜正常
,
先天性耳小骨奇形
,
一側性耳硬化症
Keyword:
一側性伝音難聴
,
鼓膜正常
,
先天性耳小骨奇形
,
一側性耳硬化症
pp.50-53
発行日 2024年1月20日
Published Date 2024/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203564
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POINT
●鼓膜所見が正常である一側性伝音難聴を術前に正確に診断することは非常に困難である。
●手術による患者利益はあり,技術と経験を有している耳科医であれば積極的に手術を勧めてもよい。
●一側性難聴による障害の程度は患者の聴力や生活環境により異なるため,あくまでも手術を決定するのは患者の主観的な希望による。
●患者が手術の効果と合併症を正しく理解し,希望した時点で手術を行うのがよく,小児でもリスクを理解できる年齢までは手術を控えたほうがよい。
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