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特集 めざせ! 一歩進んだ周術期管理
《術前患者評価と対応》
呼吸器疾患
Perioperative management of patients with asthma and chronic obstructive pulmonary disease
新井 良
1
Ryo Arai
1
1獨協医科大学内科学(呼吸器・アレルギー)
キーワード:
喘息
,
COPD
,
周術期
,
ステロイドカバー
Keyword:
喘息
,
COPD
,
周術期
,
ステロイドカバー
pp.1088-1095
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203536
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POINT
●周術期の術後肺合併症を減らすには,喘息,慢性閉塞性肺疾患(COPD)のような呼吸器疾患の評価・管理が重要である。
●喘息の術前管理として,病歴・重症度の評価により適切な治療介入を行うことで,1秒量を予測値あるいは自己最高値の80%以上にすることを目標にする。
●COPDの術前管理として,肺機能検査,血液ガス分析,画像検査,血液検査などで重症度の評価をし,最適な治療介入により術後肺合併症を減少させることを目標にする。
●周術期におけるステロイドカバーは,外科手術の侵襲に応じたグルココルチコイドの補充スケジュールを検討する。
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