特集 喘息・COPDと関連疾患の重要知識Up-to-date
喘息・COPDの診断
喘息およびCOPD診療で用いる血液検査
関谷 潔史
1
1国立病院機構相模原病院アレルギー・呼吸器科
キーワード:
喘息
,
慢性閉塞性肺疾患
,
COPD
,
吸入アレルゲン
,
好酸球
,
特異的IgE抗体
Keyword:
喘息
,
慢性閉塞性肺疾患
,
COPD
,
吸入アレルゲン
,
好酸球
,
特異的IgE抗体
pp.2224-2228
発行日 2024年12月10日
Published Date 2024/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229898
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Point
◎喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)診療におけるバイオマーカーの測定は,診断においてあくまで補助的な役割となるが,治療方針の決定や治療薬の選択に非常に有用となる.
◎なかでも,末梢血好酸球数や血清特異的IgE抗体価の評価は必要不可欠である.
◎喘息の存在を疑わせる所見がある際に末梢血好酸球数が単回測定で150/μL以上あるいは過去1年以内に300/μL以上の所見が得られるようであれば好酸球性気道炎症が存在する可能性が高い.
◎気道疾患では,経気道経路が重要であり,ダニ・真菌・花粉・ペット・昆虫に関するアレルゲンの検索を行う.
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