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特集 めざせ! 一歩進んだ周術期管理
《術前患者評価と対応》
腎臓・高血圧疾患
Kidney/hypertensive diseases
田中 克哉
1,2
Katsuya Tanaka
1,2
1徳島大学病院周術期管理センター
2徳島大学病院麻酔科
キーワード:
腎不全
,
慢性腎臓病
,
急性腎障害
,
透析
Keyword:
腎不全
,
慢性腎臓病
,
急性腎障害
,
透析
pp.1074-1077
発行日 2023年12月20日
Published Date 2023/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203533
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POINT
●術前のCr値などによる推定GFR,尿蛋白,尿アルブミン値から,慢性腎臓病(CKD)の重症度を評価し,普段の血圧および降圧薬の種類の確認をしておく。
●周術期の急性腎障害(AKI)は術後心合併症や死亡のリスクとなり,術前にできるAKI予防の1つは腎機能に影響する薬剤の中止・変更である。
●術前Cr値 2mg/dL以上はRevised Cardiac Risk Index(RCRI)の項目であり,周術期の心血管イベントが上昇することを認識しておく。
●透析患者では,術前・術後の透析の計画,術前の貧血・電解質の確認をしておく。
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