Japanese
English
特集 アレルギー疾患を広く深く診る
《各種アレルギー疾患の基礎知識》
アレルギー性呼吸器疾患—気管支喘息/アスピリン喘息/アレルギー性気管支肺真菌症/過敏性肺炎
Allergic respiratory diseases
小須田 彩
1
,
永田 真
1
Aya Kosuda
1
,
Makoto Nagata
1
1埼玉医科大学呼吸器内科
キーワード:
気管支喘息
,
アスピリン喘息
,
アレルギー性気管支肺真菌症
,
過敏性肺炎
Keyword:
気管支喘息
,
アスピリン喘息
,
アレルギー性気管支肺真菌症
,
過敏性肺炎
pp.134-139
発行日 2023年2月20日
Published Date 2023/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203246
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
POINT
●気管支喘息では2型気道炎症が持続的に存在し,変動性をもった気道狭窄による症状を呈する。吸入ステロイド薬を中心とした薬物治療とともに,感作アレルゲンや増悪因子の回避,吸入手技の指導,合併症の管理も重要である。
●アスピリン喘息は酸性非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)により増悪が生じるため,使用する薬剤に注意する必要がある。
●アレルギー性気管支肺真菌症は非可逆性の気道破壊をきたすため,早期発見と管理が重要である。
●過敏性肺炎では職業や自宅環境を含む詳細な病歴聴取と,管理では病因アレルゲンの回避が重要である。
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.