Japanese
English
特集 見逃すな!緊急手術症例—いつ・どのように手術適応を見極めるか
《咽喉頭・頸部領域》
頸部の急性感染症(頸部膿瘍)
Acute neck infection(abscess)
山本 佳史
1
Yoshifumi Yamamoto
1
1大阪急性期・総合医療センター耳鼻咽喉・頭頸部外科
キーワード:
頸部膿瘍
,
外科的気道確保
,
頸部聴診
,
ビデオ喉頭鏡
,
切開排膿
Keyword:
頸部膿瘍
,
外科的気道確保
,
頸部聴診
,
ビデオ喉頭鏡
,
切開排膿
pp.1138-1141
発行日 2022年12月20日
Published Date 2022/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203206
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Point
●頸部の急性感染症症例に気道狭窄所見が確認されれば,呼吸困難感が出現する前に気道確保すべきである。
●気道確保の方法として,多くの場合は経口挿管ではなく外科的気道確保(気管切開,輪状甲状間膜切開)が勧められる。
●頸部膿瘍に危険因子を伴っていれば,ためらわずに切開排膿すべきである。危険因子がなければ,穿刺排膿も選択肢に入る。
●膿瘍腔は分葉していることが多いので,排膿処置時は膿瘍周囲の疎な結合織を用手的に十分穿破する。
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.