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特集 必携! 救急対応・手技マニュアル
急性扁桃炎,扁桃周囲膿瘍—入院適応,抗菌薬の選択,切開排膿の適応
Management of acute tonsillitis and peritonsillar abscess
宇野 敦彦
1
Atsuhiko Uno
1
1大阪急性期・総合医療センター耳鼻咽喉・頭頸部外科
キーワード:
A群β溶血性連鎖球菌
,
嫌気性菌
,
気道確保
,
切開排膿
,
扁桃摘出術
Keyword:
A群β溶血性連鎖球菌
,
嫌気性菌
,
気道確保
,
切開排膿
,
扁桃摘出術
pp.1029-1033
発行日 2024年11月20日
Published Date 2024/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203841
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POINT
●急性咽頭炎・扁桃炎の軽症例,A群β溶血性連鎖球菌(GAS)が検出されない中等症では,抗菌薬の初期投与は推奨されない。
●経口摂取が困難な例,急激に症状が悪化する例,上気道狭窄が生じているか今後その可能性がある例は入院治療が必要である。
●重症の細菌性扁桃炎,扁桃周囲膿瘍例では,GASを含む溶血性連鎖球菌類と嫌気性菌が抗菌薬の標的である。
●扁桃周囲膿瘍の症状経過と部位に応じて,穿刺排膿,切開排膿,膿瘍扁摘の適用を判断する。
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