Japanese
English
特集 この1冊ですべてがわかる 頭頸部がんの支持療法と緩和ケア
《退院支援・緩和ケア》
在宅緩和ケア
Palliative medicine for outpatients and at-home patients
粱 勝則
1
Sunchi Ryan
1
1林山クリニック
キーワード:
放射線治療
,
アセトアミノフェン
,
NSAIDS
,
弱オピオイド
,
強オピオイド
Keyword:
放射線治療
,
アセトアミノフェン
,
NSAIDS
,
弱オピオイド
,
強オピオイド
pp.561-565
発行日 2022年6月20日
Published Date 2022/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203071
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
POINT
●痛みの治療にポイントを絞って緩和医療非専門医に有益な情報を提供する。
●薬による疼痛コントロールは,常に作用と副作用のモニタリングおよび調整が必要であり,可能であれば短期的な副作用が少ない緩和的放射線治療の適応の有無について,放射線治療専門医にコンサルテーションする。
●その可能性がない場合,①十分な量のアセトアミノフェン,②基準量の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS),③弱オピオイドの順に変更,もしくは追加して疼痛緩和を図る。
●④強オピオイドは,処方に際して精緻な配慮が必要であるが,フェンタニル貼付剤は副作用の観点から非専門医も比較的使用しやすい薬剤であり,推奨できる。
●フェンタニル貼付剤でコントロール困難な場合は,緩和医療に精通した医師の併診が必要となる場合が多い。
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.