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特集 頭頸部の再建をマスターする!〔特別付録Web動画〕
《部位別再建法》
甲状腺癌切除後の気管・喉頭の再建
Surgical management after tracheal and laryngeal resections for thyroid cancer
大月 直樹
1
Naoki Otsuki
1
1近畿大学医学部耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
甲状腺癌
,
気管・喉頭浸潤
,
二期的再建
,
喉頭機能温存
Keyword:
甲状腺癌
,
気管・喉頭浸潤
,
二期的再建
,
喉頭機能温存
pp.1096-1101
発行日 2021年12月20日
Published Date 2021/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202871
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POINT
●気管や喉頭への浸潤例に対する手術は根治性を損なうことなく,発声および嚥下機能をできる限り温存することが必要である。
●残存気管の状態や反回神経麻痺の有無,および年齢や全身状態を考慮して術式を検討する。
●気管・喉頭切除後の再建法には一期的再建と二期的再建がある。
●二期的再建においては,気管軟骨部の2/3周および気管軟骨の5気管輪以上の欠損では支持組織再建が必要となる。
●甲状軟骨の1/2以上の切除,輪状軟骨の2/3以上の切除では喉頭全摘術の適応となる。
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