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特集 切除標本取扱いガイドライン—癌取扱い規約に基づいた正しい取扱い法と肉眼所見の記載法
甲状腺癌切除標本の取扱い
Aguide line on the procedure for pathologic examination of thyroid cancer
宮内 昭
1
Akira MIYAUCHI
1
1隈病院
キーワード:
甲状腺癌
,
肉眼所見
,
切り出し方法
Keyword:
甲状腺癌
,
肉眼所見
,
切り出し方法
pp.585-587
発行日 1999年5月20日
Published Date 1999/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903602
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はじめに
異なる施設におけるデータを比較検討するのに便利なように,わが国では甲状腺外科研究会(旧,甲状腺外科検討会)によって「甲状腺癌取扱い規約」が制定されている.この中に甲状腺癌切除標本の取扱い方法も記載されているが,これは重要なデータが漏れないように最小限記録すべき水準を示したものである.肉眼的所見は外科医が把握すべき重要なマクロ病理学であり,病理組織学的なミクロ病理学と同等の,あるいは場合によるとそれ以上に重要な臨床的意味を持つている.本稿では取扱い規約での記載に加え,われわれが行っている方法を説明する.
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