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特集 副腎皮質ステロイド—どこに注意し,どう使う?
《ステロイド投与の実際》
膠原病—免疫抑制薬との併用
Collagen disease: combination therapy with corticosteroid and immunosuppressives
押領司 健介
1
Kensuke Oryoji
1
1松山赤十字病院リウマチ科
キーワード:
ANCA関連血管炎
,
巨細胞性動脈炎
,
全身性エリテマトーデス
,
関節リウマチ
,
IgG4関連疾患
,
ベーチェット病
,
シェーグレン症候群
,
日和見感染症
Keyword:
ANCA関連血管炎
,
巨細胞性動脈炎
,
全身性エリテマトーデス
,
関節リウマチ
,
IgG4関連疾患
,
ベーチェット病
,
シェーグレン症候群
,
日和見感染症
pp.734-739
発行日 2021年8月20日
Published Date 2021/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202787
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POINT
●広義の膠原病とされる疾患には,自己炎症優位のものと自己免疫優位なものが混在する。
●自己炎症優位な疾患ではステロイドの使用は短期間で済むことがほとんどで,維持投与はむしろ感染に伴う原疾患の悪化を招くことがあるという意味でも有害である。
●関節リウマチやベーチェット病ではほとんどが,全身性エリテマトーデス・ANCA関連血管炎・巨細胞性動脈炎でもかなりの割合でステロイドの投与は不要となってきている。
●ステロイドを免疫抑制薬と併用する場合には,日和見感染に留意する必要がある。
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