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特集 他科はこう診る! 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の症候
ドライマウス・口腔内アフタ
Clinical characteristics and different diagnosis of dry mouth and oral aphtha
清水 俊匡
1
,
川上 純
1
Toshimasa Shimizu
1
,
Atsushi Kawakami
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科リウマチ・膠原病内科
キーワード:
ドライマウス
,
口腔内アフタ
,
シェーグレン症候群
,
ベーチェット病
Keyword:
ドライマウス
,
口腔内アフタ
,
シェーグレン症候群
,
ベーチェット病
pp.558-563
発行日 2024年6月20日
Published Date 2024/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203731
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POINT
●ドライマウス,口腔内アフタの原因疾患は多岐にわたり,その性状,所見のみでなく,随伴する症候をアセスメントすることが重要である。
●シェーグレン症候群ではドライマウス,ドライアイといった乾燥症状に加え,全身症状(発熱,倦怠感,関節痛),検査異常(血球減少,γグロブリン高値),腺外病変(間質性肺疾患,神経障害,リンパ節腫脹,皮疹)などの有無を確認することが重要である。
●ベーチェット病では再発性の口腔内アフタに加え,ほかの主症状(外陰部潰瘍,皮膚症状,眼症状),関節所見を確認していくことが重要である。
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