Japanese
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特集 カラーアトラス 基本から学ぶ病理組織の見方
《病理診断の基本の「き」》
日常診療に必要な分子病理診断
Molecular pathology in daily medical practice
稲垣 宏
1
Hiroshi Inagaki
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科臨床病態病理学
キーワード:
頭頸部癌
,
遺伝子診断
,
分子標的薬
,
融合遺伝子
Keyword:
頭頸部癌
,
遺伝子診断
,
分子標的薬
,
融合遺伝子
pp.210-215
発行日 2021年3月20日
Published Date 2021/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202630
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POINT
●分子病理診断は,病理診断の補助と分子標的薬の選択に用いられている。
●がん遺伝子異常は,遺伝子変異,遺伝子増幅,融合遺伝子,蛋白過剰発現の4種類に大別される。
●中咽頭癌におけるヒトパピローマウイルス感染は病期の決定や治療方針に影響を与える。
●粘表皮癌,分泌癌,唾液腺導管癌では治療選択に分子病理診断が用いられつつある。
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