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特集 内視鏡下鼻副鼻腔手術—エキスパートに学ぶスタンダードな手術手技(特別付録web動画)
蝶形骨洞手術—蝶形骨洞へのアプローチと洞内病変の除去
Sphenoidectomy
都築 建三
1
Kenzo Tsuzuki
1
1兵庫医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.737-745
発行日 2019年8月20日
Published Date 2019/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202165
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POINT
●術前の画像検査で,病変の進展範囲,骨破壊の有無,Onodi蜂巣の有無,視神経・内頸動脈の位置を確認する。
●蝶形骨洞の開放は,嗅裂部からの自然口経由と後部篩骨洞経由で行う。
●自然口と篩骨洞の両方向から蝶形骨洞を大きく開放したのちに病変を除去する。下外側壁の操作では,蝶口蓋動脈の分枝である中隔後鼻枝に注意する。
●好酸球性副鼻腔炎では,蝶形骨洞を含めて汎副鼻腔を広く開放する(Ⅳ型)。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年8月)。
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