増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法
Ⅳ.救急外来・当直での処置と治療
感染症・炎症・浮腫
鼻性頭蓋内合併症
村田 英之
1
,
桑原 敏彰
2
,
岩井 大
1
1関西医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
2関西医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
鼻性頭蓋内合併症
,
髄膜炎
,
抗菌薬
,
中枢症状
,
副鼻腔開放手術
Keyword:
鼻性頭蓋内合併症
,
髄膜炎
,
抗菌薬
,
中枢症状
,
副鼻腔開放手術
pp.204-208
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202052
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当直医へのコール
●当直医へのコールは以下の場合が想定される。
・膿性鼻汁など鼻症状を伴った頭痛,発熱の精査依頼
・鼻手術後の水様性鼻汁や頭痛,発熱の精査依頼
・髄膜刺激症状がある場合,髄液検査で細菌性髄膜炎が疑われた場合の感染源の精査依頼
・画像診断で頭蓋内(硬膜下,硬膜外,脳実質)膿瘍とともに副鼻腔陰影が確認された場合の精査依頼
●コールされる診療科は脳神経内科,脳神経外科,小児科,一般救急外来が多い。全身状態は髄膜炎などの中枢症状の程度によってさまざまで,walk inの場合や,意識レベルが低下して搬送される場合も多い。
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