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特集 知っておきたい難治性副鼻腔疾患の診療
鼻副鼻腔内反性乳頭腫—その病態と取り扱いのポイント
Sinonasal inverted papilloma—pathophysiological basis and key technique of surgical treatment
朝子 幹也
1
Mikiya Asako
1
1関西医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.984-990
発行日 2017年11月20日
Published Date 2017/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201428
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POINT
●鼻副鼻腔内反性乳頭腫は再発性が強く,悪性の原因としてHPVの関与が示唆されており,基底細胞に感染して病巣を形成するとされている。
●内視鏡検査は,診断ならびに再発の早期発見のために重要である。
●内視鏡手術が主流となっており,Swing法(EMMM)やEMLPを応用することで上顎洞前壁や前頭洞症例にも対応が可能である。
●腫瘍基部の処理が非常に重要で,骨増殖部をバーで削除する必要がある。
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