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特集 内視鏡手術の上達ポイント
《咽喉頭・唾液腺領域》
当科における中下咽頭がんに対する経口内視鏡治療
Endoscopic surgery for pharyngeal cancer in Miyagi cancer center
浅田 行紀
1
Yukinori Asada
1
1宮城県立がんセンター頭頸部外科
pp.340-346
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201217
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POINT
●内視鏡的咽喉頭手術(ELPS)を検討する際には,消化器内視鏡による中下咽頭の観察が重要である。
●内視鏡下手術において,安全かつ効率的に剝離を行うためには,カウンタートラクションが必須である。
●切除範囲が披裂軟骨襞や食道入口部の3/4周以上になると,嚥下障害を起こしやすく,注意が必要である。
●化学放射線治療後のELPSでは創傷治癒が悪いため,特に強い疼痛を訴える患者では,創部の注意深い観察が必要となる。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2019年4月)。
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