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特集 内視鏡手術の上達ポイント
《咽喉頭・唾液腺領域》
経口的咽喉頭部分切除術
Transoral videolaryngoscopic surgery(TOVS)
森本 浩一
1
,
丹生 健一
1
Koichi Morimoto
1
,
Ken-ichi Nibu
1
1神戸大学大学院医学研究科外科頸講座耳鼻咽喉科頭頸部外科学分野
pp.333-339
発行日 2017年4月20日
Published Date 2017/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201216
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POINT
●TOVSを行うにあたり必要なことは,①術野の確保,②視野の確保,③病変を扱う鉗子や切除・止血器具,といった手術環境および器具である。
●中咽頭がん側壁型の切除では内側翼突筋の確認,舌根部の切除を行い,術後は挿管のまま管理することで後出血のリスクを避けられる。
●下咽頭がん後壁型の切除では食道癌に対するESDと同様の手順となる。確実な腫瘍の進展範囲確認にも必須の手技である。
●TOVSは低侵襲な手技であるが,術後障害に留意して慎重に適応を検討する必要がある。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2019年4月)。
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