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特集 女性と耳鼻咽喉科—診療のポイント
《主要疾患の診療ポイント》
口腔内灼熱症候群・ドライマウス・味覚異常
Burning mouth syndrome, dry mouth and taste disorder among women
山村 幸江
1
Yukie Yamamura
1
1東京女子医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.212-215
発行日 2017年3月20日
Published Date 2017/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201191
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POINT
●口腔内灼熱症候群(burning mouth syndrome:BMS)は主に更年期と閉経後の女性にみられる。
●ドライマウス(口腔乾燥症)は高齢者に多く,そのなかでも女性の割合が高い。
●BMSとドライマウスが更年期・閉経後女性に多い理由は明らかではないが,性ホルモンの減少が関与するかもしれない。
●味覚障害の発症頻度には性差はないと推定されるが,受診者数は女性に多い傾向がある。これは,調理などで味覚を意識する機会が多いためと考えられる。
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