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特集 アンチエイジング医学と泌尿器科
ドライシンドロームと下部尿路症状―ドライアイ,ドライマウスとLOH症候群
Dry-syndrome and lower urinary tract syndrome
久末 伸一
1
,
堀江 重郎
1
Shin-ichi Hisasue
1
,
Shigeo Horie
1
1順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学教室
キーワード:
ドライアイ
,
ドライマウス
,
ドライシンドローム
,
LOH症候群
Keyword:
ドライアイ
,
ドライマウス
,
ドライシンドローム
,
LOH症候群
pp.1089-1093
発行日 2013年12月20日
Published Date 2013/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103393
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要旨 ドライマウス(口の渇き),ドライアイ(目の乾き),ドライスキン(肌の乾き),ドライバジャイナ(腟の乾き)などを総称してわが国では「ドライシンドローム」と名付け,加齢に伴った乾燥症候群として包括的に研究,治療を行おうという動きが出てきている。泌尿器科における加齢に伴う疾患として,下部尿路症状や男性においてはテストステロン低下による加齢男性性腺機能低下症などが挙げられる。ドライシンドロームのうち,ドライアイとドライマウスは以前よりアンドロゲン(男性ホルモン)との関連が指摘されている。今回,われわれはドライアイとドライマウスが下部尿路症状と関連するかどうかについて検討を行い,その発症メカニズムについて新たな知見を得た。本稿ではドライシンドロームの概論と下部尿路症状,テストステロンとの関連について述べる。
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