増刊号 耳鼻咽喉科処方マニュアル
11.がん治療副作用・疼痛緩和
骨髄抑制
仲野 兼司
1
1がん研有明病院総合腫瘍科
pp.326-327
発行日 2016年4月30日
Published Date 2016/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200979
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処方のPoint
・骨髄抑制の出現時に使用する際は,原則G-CSF製剤を連日皮下注射する。
・G-CSF製剤は好中球が5000/μL以上に回復するまで使用可能である。
・一次予防/二次予防目的に使用する際は,抗がん剤投与の翌日(最終投与日から24時間後)にG-CSF製剤を投与する。ペグ・フィルグラスチムを使用する際は単回投与で,ペグ・フィルグラスチム投与後2週間は抗がん剤投与を実施しない(ただし,モノクローナル抗体薬は除く)。
・放射線照射日には原則,G-CSF製剤は投与しない。
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