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特集 小児の中耳炎を究める
≪小児の中耳炎の診断と治療≫
反復性中耳炎
Otitis-prone
丸山 裕美子
1
Yumiko Maruyama
1
1黒部市立黒部市民病院耳鼻いんこう科
pp.34-39
発行日 2016年1月20日
Published Date 2016/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200808
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POINT
●反復性中耳炎の症例の大多数が免疫能発育途上の2歳未満児である。
●小児の成長とともに急性中耳炎は反復しにくくなるため,この時期をいかに乗り切るかの対策が重要となる。
●診療ガイドラインや肺炎球菌ワクチンの普及,新規抗菌薬の開発などが進むなかでも反復性中耳炎症例はゼロにはならない。次世代を見据えた感染症対策が必要と考える。
●当院においては反復性中耳炎症例の85%を保存的加療と鼓膜切開術で対応していた。
●十全大補湯併用を含めた当院における診療の実際を紹介する。
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