Japanese
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特集① 突発性難聴とその周辺疾患
急性音響外傷
Noise induced sudden hearing loss
松延 毅
1
Takeshi Matsunobu
1
1医療法人誠馨会新東京病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.594-601
発行日 2015年7月20日
Published Date 2015/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200681
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POINT
●音響性聴覚障害には急激に発症するものと緩徐に発症するものがある。
●強大音曝露により生じる一過性の聴力閾値変動をnoise-induced temporary threshold shift(NITTS)と呼び,閾値上昇が改善しない場合をnoise-induced permanent threshold shift(NIPTS)と呼ぶ。発症時にNITTSとNIPTSとを鑑別することは困難であるため,できるだけ早急に治療を開始する必要がある。
●これらの急性音響外傷や急性音響性難聴は予防が大切である。
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