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特集 All about頭頸部再建—多彩な皮弁を使いこなす!
≪頭頸部再建に用いられる皮弁≫
腓骨皮弁
Fibular osteocutaneous flap
橋川 和信
1
Kazunobu Hashikawa
1
1神戸大学大学院医学研究科形成外科学
pp.508-515
発行日 2015年6月20日
Published Date 2015/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200665
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POINT
●腓骨皮弁は,腓骨動静脈を血管茎とし,腓骨と下腿外側の皮膚を含む複合皮弁として挙上される。
●頭頸部領域では,主に上顎や下顎に生じた欠損を再建するための遊離皮弁として用いられる。
●一般的な解剖構造に加えて下腿のコンパートメントについても理解しておくと,安全かつ速やかに挙上可能である。
●術前の画像診断による骨皮弁採取部の血管評価はきわめて有用である。
●血管系に問題がある場合は,対側の腓骨皮弁やほかの皮弁へ変更するほうがよい。
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