特集 頭頸部再建外科―日常臨床から理論まで
Ⅰ.再建材料とその採取法
4.血管柄付き骨皮弁 3)腓骨皮弁
竹野 研二
1
,
山下 裕司
1
1山口大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科
pp.52-57
発行日 2009年4月30日
Published Date 2009/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101418
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Ⅰ はじめに
頭頸部腫瘍手術において,術後機能,整容の観点からしばしば硬組織を用いた再建手術が必要となることがある。
腓骨皮弁は1975年にTaylorら1)が初めて報告を行って以来,整形外科,形成外科領域,特に四肢の再建で使用されていたが,1989年,Hidalgo2)が下顎再建への応用を報告し,以降頭頸部領域における再建材料として広く用いられるようになった。
本稿においては遊離腓骨皮弁に関して述べる。
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