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特集 インフルエンザ
抗インフルエンザウイルス薬の特徴と使い分け
Characteristics and medication of antiviral drugs to treat influenza
渡辺 彰
1
Akira Watanabe
1
1東北大学加齢医学研究所抗感染症薬開発研究部門
pp.916-923
発行日 2014年10月20日
Published Date 2014/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200027
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POINT
●2009年の新型インフルエンザでは,日本が最も効果的なインフルエンザ診療を行った。
●インフルエンザ診療のキーポイントは抗インフルエンザ薬の早期投与である。
●抗インフルエンザ薬の有効性を否定するコクラン・レビューの見解には反論が多い。
●現在使われている抗インフルエンザ薬はいずれもノイラミニダーゼ阻害薬である。
●ファビピラビルは,新型インフルエンザの出現時などに国が使用を許可する。
●ときどき出現するオセルタミビル耐性ウイルスは,耐性の程度が低く,問題は小さい。
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