Japanese
English
特集 咽頭癌・頸部食道癌の治療戦略Update
≪個別化治療の現在≫
HPVからみた中咽頭癌の個別化治療
Individual treatment for oropharyngeal carcinoma based on HPV status
家根 旦有
1
Katsunari Yane
1
1近畿大学医学部奈良病院耳鼻咽喉科
pp.807-811
発行日 2014年9月20日
Published Date 2014/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200004
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
POINT
●日本でもHPV陽性中咽頭癌は約50%で増加傾向にある。
●HPV陽性中咽頭癌は手術,放射線,化学療法のいずれの治療方法でも予後はよい。
●進行癌であれば患者のQOLを考慮した化学放射線治療を選択することが多い。
●HPVの検出方法は確定されていないが,代替マーカーとしてp16免疫染色法が広く用いられている。
●現在HPV陽性中咽頭癌を対象とした低侵襲治療の臨床試験が行われているが,明らかな結論が出るまでは実際の臨床で用いるべきではない。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.