Japanese
English
目でみる耳鼻咽喉科
耳管通気後に顔面,頸部,縦隔気腫をきたした幼児の1例
Emphysema of facial, cervical and mediastinal region induced by tubal catheterization in an infant:a case report
吉原 晋太郎
1
,
北見 欣一
2
,
榊原 裕史
2
,
市川 朝也
1
Shintaro Yoshihara
1
,
Yoshikazu Kitami
2
,
Hiroshi Sakakibara
2
1東京都立小児総合医療センター耳鼻いんこう科
2東京都立小児総合医療センター総合診療科
pp.114-116
発行日 2014年2月20日
Published Date 2014/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102727
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はじめに
耳管通気療法(耳管通気)は耳管機能障害や滲出性中耳炎に対してわが国では広く用いられ,多くの耳鼻咽喉科医にとって日常的な外来処置である。しかし,重篤な合併症の報告も少なからずみられ,注意を要する手技でもある。今回われわれは,顔面から縦隔に至る気腫を生じた幼児の1例を経験したので報告する。
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