Japanese
English
目でみる耳鼻咽喉科
気道閉塞の危険があった乳児舌血管腫の1例
A case of infantile hemangioma of the tongue with a risk of airway obstruction
松下 直樹
1
,
井口 広義
1
,
和田 匡史
1
,
中野 友明
2
,
山根 英雄
1
Naoki Matsushita
1
1大阪市立大学大学院医学研究科耳鼻咽喉病態学
2大阪市立総合医療センター小児耳鼻咽喉科
pp.652-654
発行日 2013年8月20日
Published Date 2013/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102588
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はじめに
乳児血管腫は自然消退することが多いため,症状が問題とならなければ経過観察をすることが多い。しかし,時に発生部位とその大きさから治療を要することもある。今回われわれは気道閉塞の危険があり,気管切開を施行し,プロプラノロールによる治療を行った乳児舌血管腫の症例を経験したので紹介した。渉猟し得る限りでは同様の乳児舌血管腫の報告はこれまでにない。
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