Japanese
English
目でみる耳鼻咽喉科
下咽頭に腫瘤性病変をきたした尋常性天疱瘡の1例
A case of pemphigus vulgaris with a tumor like lesion in the hypopharynx
齋藤 亜希子
1
,
池園 哲郎
1
,
中溝 宗永
1
,
酒主 敦子
1
,
堺 則康
2
,
川名 誠司
2
,
功刀 しのぶ
3
,
土屋 眞一
3
,
八木 聰明
1
Akiko Saito
1
1日本医科大学付属病院耳鼻咽喉科
2日本医科大学付属病院皮膚科
3日本医科大学付属病院病理部
pp.354-356
発行日 2010年5月20日
Published Date 2010/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101626
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Ⅰ.はじめに
尋常性天疱瘡は,約半数の症例で口腔内に初発し,約5か月で全身の粘膜,皮膚に広がるといわれる1)。今回,われわれは口腔多発潰瘍に加えて,下咽頭にも腫瘤性病変をきたした天疱瘡の1例を経験したので報告する。
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