Japanese
English
シリーズ 知っておきたい生理・病態の基礎
2.味覚の生理とその障害の病態
2.Physiology of the taste and the condition of a patient of the obstacle
池田 稔
1
,
小野田 恵子
1
,
平井 良治
1
,
関根 大喜
1
Minoru Ikeda
1
1日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野
pp.159-165
発行日 2010年2月20日
Published Date 2010/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101555
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Ⅰ 味覚の生理
1.味覚器の構造
味覚は化学物質が味覚器,すなわち味蕾における味細胞の味覚受容器に受容されて生じる感覚であり,嗅覚とともに化学感覚といわれる。ラットの味蕾の微細構造を図11)および図2に示した。味蕾の先端には直径数ミクロンの味孔があり口腔に開口している。味細胞先端の微絨毛には味覚受容器が存在しており,味孔に伸びて呈味物質の刺激を受けることになる。
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