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特集 耳鼻咽喉科・頭頸部外科におけるナビゲーション手術
3.側頭骨におけるナビゲーション手術とその将来
3.Navigation Surgery for Temporal Bone Lesions and Its Future Direction
福田 諭
1
Satoshi Fukuda
1
1北海道大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野
pp.795-798
発行日 2003年10月20日
Published Date 2003/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100898
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I.はじめに
近年の医療の最新のキーワードの1つとして,robotics,ロボット手術,低侵襲内視鏡下手術,コンピューター(支援)外科,tele-medicine(surgery),画像誘導手術(image guided surgery),ナビゲーション手術,オープンMRIなどの分野が挙げられ,まさに急速な進歩とその臨床応用がなされてきている。
わが国における耳鼻咽喉科領域でのナビゲーション手術は,鼻・副鼻腔領域での報告が圧倒的に多く1),欧米の報告2,3)を除き側頭骨領域の手術ナビゲーションの報告は現在まで極めて少ない。
われわれは,1999年7月から側頭骨領域の手術において,光学式ナビゲーションシステムを使用して4~7)既に46例を経験している。本稿では耳・側頭骨手術における具体的方法,結果,有用性,問題点,適応などについて述べていきたい。
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