Japanese
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特集 耳鼻咽喉科領域の真菌感染の治療
4.口腔真菌症
4.Fungus infections of the oral mucosa
本田 耕平
1
,
石川 和夫
1
Kouhei Honda
1
1秋田大学医学部感覚器学講座耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野
pp.317-320
発行日 2007年4月20日
Published Date 2007/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100850
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Ⅰ.はじめに
口腔・咽頭における真菌感染症は,カンジダ(Candida albicans)が最も頻度が高く代表的である。カンジダはヒト口腔内に常在する真菌であり,宿主の免疫低下によって発症する日和見感染が多い。本症の背景として,抗菌薬やステロイド薬の長期連用による菌交代現象,糖尿病,癌末期悪液質,免疫不全症候群などが挙げられる1)。
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