Japanese
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特集 頭頸部領域の温度外傷・化学的腐食の取り扱い
4.顔面(皮膚)
4.Face(skin surface)
大場 創介
1
,
上田 晃一
1
Sosuke Ooba
1
1大阪医科大学形成外科
pp.41-48
発行日 2007年1月20日
Published Date 2007/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100813
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Ⅰ.はじめに
顔面は複雑な形態をもつとともに機能的にも重要な器官を多く有している。また露出部であるので,外傷瘢痕による醜形が与える影響は大きい。
顔面の皮膚の構造は厚く,毛根・脂腺・汗腺が深在性でかつ血行が豊富である。このため多くの熱傷は保存的な治療で上皮化する1)。また豊富な血行から感染も生じにくい特性がある2)。
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