Japanese
English
特集 縫合法—反省と再検討
皮膚縫合法—顔面
Skin suture on the face
福田 修
1
Osamu FUKUDA
1
1東京大学医学部形成外科
pp.1101-1106
発行日 1975年9月20日
Published Date 1975/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206325
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はじめに
顔面における皮膚縫合では,縫合時のcompli-cationをおこさないと同時に,後日,いかに目立たなくするかにも,重大な関心が払われるのは当然である.顔面の皮膚は血行が良く,多少緊張を加えて縫合しても,壊死になつたり,離開することは非常に少ないから,むしろきれいな瘢痕を得ることにわれわれの主な努力がある.ここでは,そういう見方で縫合法を紹介してみたい.ただし,ここに述べる考え方は,決して形成外科だけのものではなく,外科総論そのものであり,すべての外科的縫合にあてはまるものであろう.
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