特集 耳鼻咽喉科領域の異物とその摘出法
2.鼻腔・副鼻腔異物
山田 弘之
1
1山田赤十字病院耳鼻咽喉科
pp.277-281
発行日 2005年4月20日
Published Date 2005/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100100
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Ⅰ.はじめに
耳鼻咽喉科領域の異物症は,外耳道,咽頭,鼻腔に生じるものがほとんどである。そのうち,鼻腔異物はそのほとんどが幼小児においてであり,救急体制のある施設ではしばしばみられるが,一方で成人における医原性異物も決して少なくない。
異物はその介在部位によって,大きく固有鼻腔異物と副鼻腔異物に分けられる。
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