特集 外来診療・小外科マニュアル
Ⅱ.頭部・顔面・口腔・咽頭
28.鼻腔内異物
深見 雅也
1
Masaya FUKAMI
1
1同愛記念病院耳鼻咽喉科
pp.84-85
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902905
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疾患の概念
鼻腔内異物症例の大多数は,幼小児が故意にあるいは悪戯で挿入するもので,日常よく見られる.異物の種類としては,紙くず,おもちゃの弾丸や首飾りの玉,消しゴムやスポンジ,豆類などが多い1).
成人の鼻腔異物は稀で,ほとんどが外傷性の異物である.この場合は異物の摘出に観血的手術が必要になることもある.
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