今月の表紙
PTK後のAvellino角膜ジストロフィ
山村 麻里子
1
,
大野 重昭
2
1京都府立医科大学眼科
2横浜市立大学眼科
pp.761
発行日 2000年5月15日
Published Date 2000/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908905
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初診時4歳という若年期発症の症例で,両眼視力は0.15(矯正不能)であった。ケラトエピセリン関連角膜変性症であるAvellino角膜ジストロフィのホモ接合体症例と思われる。1994年に治療的レーザー角膜切除術(PTK)を両眼に施し,術後矯正視力は右0.7,左0.6と改善した。その後徐々に再発をきたし,術後5年の1999年には左眼の矯正視力は0.04まで低下した。再び左眼にPTKを施したところ,術後には視力は矯正で0.9に改善した。
撮影のカメラはコーワSC−1200PHOTO SLIT LAMP,フィルムはフジカラー400PROVIA,倍率は16倍で,拡散フィルターを使用した。
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