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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(3) 1992年11月東京
学術展示
両眼網膜剥離をきたしたサイトメガロウイルス網膜炎の1例
Bilateral retinal detachment in a case of cytomegalovirus retinitis
二宮 久子
1
,
小林 康彦
1
,
田中 稔
1
,
鈴木 正子
2
Hisako Ninomiya
1
,
Yasuhiko Kobayasi
1
,
Minoru Tanaka
1
,
Masako Suzuki
2
1順天堂浦安病院眠科
2松戸市立病院眼科
pp.1150-1151
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908681
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- Abstract 文献概要
緒言 近年AIDS患者の増加に伴い,その眼合併症としてサイトメガロウイルス(CMV)網膜炎の存在が注目されてきている1,2)。また,免疫抑制剤や抗癌剤などの使用により,医原性に免疫不全状態が作られる結果として,日和見感染が増加しており,そのひとつとして本症は今後増加していくと思われる。しかしその治療は,全身管理を含め容易ではない。今回,悪性リンパ腫に合併した49歳の症例を経験し,硝子体手術の時期を含め今後の治療方針につき若干の考察を加えたので報告する。
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