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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(3)1991年10月 広島
学術展示
未熟児網膜症児の顔貌の特徴
On the characterhstic countenance of infants with retinopathy of prematurity
栃久保 哲男
1
,
久保田 芳美
1
,
松井 博嗣
1
,
前田 朝子
1
,
河本 道次
1
Tetsuo Tochikubo
1
,
Yoshimi Kubota
1
,
Hiroshi Matsui
1
,
Asako Maeda
1
,
Michiji Komoto
1
1東邦大学医学部第一眼科学教室
pp.692-693
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908483
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- Abstract 文献概要
緒言 低出生体重児,とくに1,000g未満ではほとんどがクベース内で管理されており,また,生後1〜1.5か月では水晶体血管膜や硝子体混濁によるhazy mediaのため,眼底の詳細は不明なことが少なくない。このような時期に未熟児網膜症(以下ROPと略)が発症進行していることもあり,眼底検査以外の方法でROPの発症進行を予測できれば,有用かつ有意義である。低出生体重児を管理してきて,これまで経験したROP患者の顔貌にいくつか特徴があることから,今回,最近の症例を選び非ROP患者の顔貌と比較検討し,興味ある知見を得たので報告する。
対象および方法 1990年6月から91年5月までの間に東邦大学医学部附属大森病院周産期センター(NICU)に入院し,眼科的管理を受け写真観察のできた低出生体重児45例を対象とした。方法は眼底検査前に患児の頭部を正面,側面の2方向より,京セラ製デンタルアイⅡカメラを使用し撮影記録し,頭部および顔面の特徴を比較検討した。
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