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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(3)1991年10月 広島
学術展示
緑内障を併発した家族性滲出性硝子体網膜症(FEVR)の3例
Glaucoma developed in three cases with familial exudative vitreoretinopathy
田原 弘恵
1
,
重藤 真理子
1
,
宇都 裕恵
1
,
大西 克尚
1
,
西村 みえ子
2
Hiroe Tahara
1
,
Mariko Shigeto
1
,
Hiroe Uto
1
,
Yoshitaka Ohnishi
1
,
Mieko Nishimura
2
1九州大学眼科
2医療法人浩心会
pp.690-691
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908482
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- Abstract 文献概要
緒言 家族一性滲出性硝子体網膜症(familial exuda—tive vitreoretinopathy, FEVR)は,若年性の網膜剥離をきたす疾患として注言されているが,緑内障を伴った報告は少ない1〜4)。今回,思春期に閉塞隅角緑内障を合併した2例と,新生血管緑内障を併発した1例を経験した。
【症例1 12歳 女性】
主訴:左眼充血。現病歴:1か月前から左眼充血。既往歴:生後4か月時に眼位異常を指摘された。正常満期産。酸素投与なし。家族歴:母親の両眼網膜耳側に無血管帯(3乳頭径),血管の多分岐,直線化がみられた。眼所見:視力右02(n.c.)左0.03(n.c.)。眼圧右18mmHg,左35mmHg。角膜径右11mm,左10.5mm。
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