眼科の控室
病気の予後
Bonin
pp.1966
発行日 1994年12月15日
Published Date 1994/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908017
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眼科でも臨床を2年もすれば,大概の疾患は診断ができるようになります。「これで眼科のことはわかった」という気になりがちですが,これで慢心してはいけません。
病気の診断では,「いまなにがあるか」が出発点ですが,その次に必要なのが,「どのような経過でこうなったのか」ということです。これは過去の経過だけでなく,病因も含まれます。たとえば糖尿病網膜症ならば,「いつごろから血糖値が上昇しはじめたのか」を眼底所見から考えるわけです。
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