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「解剖摘要図」所載の眼の解剖図
中泉 行史
1
,
中泉 行弘
1
,
斎藤 仁男
1
1研医会
pp.1818-1819
発行日 2002年12月15日
Published Date 2002/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908006
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解剖学の翻訳書として,松村矩明らの「解剖訓蒙」,「虞列伊氏解剖訓蒙図」が明治5(1872)年に大阪医学校官板として出版され,さらに明治9(1876)年に松村矩明,高木玄眞の「解剖摘要」(図1,2)が出版された。
「解剖摘要」は米国ペンシルヴェニア学校教師,尼児(ニール)・私密斯(スミス)両氏合著で,1869年鏤行の七科撰述の中,解剖書を松村矩明が口述し,高木玄眞によって綴録し,明治9年6月に敬處堂(高木玄眞堂号)蔵版にて新刻された。
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