解説
LASIK手術で医師の過失を認めた最初の判決の教えるもの—大阪地裁,平成12年判決全文を読んで
岩瀬 光
1,2
1岩瀬眼科医院
2武蔵野赤十字病院眼科
pp.1884-1885
発行日 2001年11月15日
Published Date 2001/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410907559
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1.はじめに
2000年に大阪地裁で2つの「LASIK (laser insitu keratomileusis)手術に関して医師の過失を認めた判決」が出された。2000年6月7日判決(事案Aとする)と,2000年9月22日判決(事案Bとする)である。
事案Aは1審で確定,事案Bは控訴中である。LASIKに関する判決はこれらが初めてだと思われ,今後予想されるLASIK手術自体の数の増加と,それに伴う紛争の増加を考えると,ここでその内容を紹介して,今後LASIKを行う側と受ける側双方の参考にしたいと思って筆を取った。
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