特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
外来フォローアップの実際
流行性角結膜炎の外来フォローアップ
石橋 康久
1
1東京女子医科大学第二病院眼科
pp.193-197
発行日 1999年9月30日
Published Date 1999/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906572
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流行性角結膜炎は眼科外来診療において非常に重要な位置を占め,その取り扱いいかんでその診療施設の一般的な診療レベルが知られるといっても過言ではない。患者にとっては急激な症状で困惑して受診しているわけであるが,反対に診療する側では院内感染の問題が非常に気になるからてある。本当に流行性角結膜炎(EKC)や咽頭綿膜熱(PCF)なのかという診断の問題,患者に十分な説明をしなければならないということ,さらに治療をどう進めるかなどの困難な問題に対処していかねばならず,本当に診療施設の腕の見せ所でもある。
伝染性という観点から,この稿ではEKC,PCF,急性出血性結膜炎(AHC)をまとめて取り扱う。
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