特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
外来フォローアップの実際
眼内レンズ挿入術後の外来フォローアップ
清水 直子
1
1大木眼科
pp.199-202
発行日 1999年9月30日
Published Date 1999/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906573
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術後診察のポイント
1.視力,屈折度の変動
術直後の屈折度は変動するが,予測値と大幅にずれている場合はパワーミスなどがなかったか再確認する。小切開白内障手術では術後乱視変化が少ないので,約1か月で屈折度が安定し,限鏡作成が可能である。計画的嚢外摘出術では,最終的な眼鏡作成は術後3か月以上経過してからにする。
術後視力低下は術後1〜3か月では嚢胞様黄斑浮腫(CME)を,術後半年以上では後発白内障を疑う。
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