特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
外来診療のポイント(所見からみた疾患)—私はこうしている
眼位異常
佐藤 美保
1
1名古屋大学医学部眼科学教室
pp.146-149
発行日 1999年9月30日
Published Date 1999/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906561
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斜視は眼科のなかでも特殊な分野と思われ,敬遠されがちである。しかし,基本となる診察方法を身につけることにより,正確な診断を行い,適切な治療方針をたてることは可能である。
大きく分けて眼位異常に患者が気付いて来院する場合と,気付かずに来院する場合がある。また,小児期に親が気付いて来院する場合と,複視を主訴に本人から受診する場合があり,それぞれ対応の仕方が異なってくる。病状や治療方針の説明は前者では両親に対して,後者では本人に対してなされることになる。
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