特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
外来診療のポイント(主訴から診断まで)—私はこうしている
複視
大塚 賢二
1
1札幌医科大学眼科学教室
pp.71-75
発行日 1999年9月30日
Published Date 1999/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906540
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複視の鑑別診断を行うにあたって重要なことは,常に疾患と病巣を推定しながらそれに合った画像診断などの検査を施行することである。疾患と病巣を推定せずにやみくもにCTやMRIを撮影しても診断できるものではない。疾患と病巣を推定するには,丁寧な病歴の聴取と神経解剖に関する少しの知識と画像診断に関する少しの経験があれば十分である。本稿では,複視の鑑別診断に必要な神経解剖と画像診断の要領を中心に解説する。
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