特集 眼科検査法を検証する
Ⅴ.網膜・硝子体疾患
視神経乳頭の解析
内田 英哉
1
,
山本 哲也
1
1岐阜大学医学部眼科学教室
pp.200-202
発行日 1998年10月20日
Published Date 1998/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906110
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近年,画像解析装置は眼科領域において,さまざまな眼底疾患の診断またはフォローアップに対して,必要不可欠な機器となりつつある。従来は広角眼底カメラや同時立体眼底カメラを使用し視神経,網膜の記録を行ってきたが,最近ではレーザー走査技法とコンピュータを用いた解析装置が注目されている。単波長のレーザー光を利用し共焦点システムを利用した場合,従来の眼底観察法よりもコントラストの高い画像が得られるだけでなく視神経乳頭,網膜硝子体の立体的な観察がさらに詳細性に行える。
また解析ソフトを利用することにより,画像解析装置は緑内障における視神経乳頭,網膜・硝子体疾患においても客観的な定量的解析をすすめる上で都合がよい。
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